秋うらら・・・否、それは春うらら。いやしかし、春でも秋でも今の季節は外がいい。
風は心地よく、木々もきれいな姿をみせてくれる。特に散歩を趣味としていない私でも
“ちょっと散歩に”と出掛けたくなるものだ。
そんな時、偶然にも外出意欲に追い討ちをかけるような雑誌の記事やTVの特集が
立て続けに目に入ってきた。まさに『ピクニックの薦め』である。

 巷ではジワジワと“ピクニック”が流行っているらしい。
今までの“ピクニック”のイメージといえば、家族で山や高原へ行き、
持参したお弁当を食べ、赤いチェックの水筒から麦茶を飲んだあと
疲れた身体で荷物を抱え家路に着く、クソ面白くないものだった。(偏見か?)

しかし最近の“ピクニック”はちょっと違うようだ。
自称「ピクニッカー」とか「ピクニシャン」などといい、自分なりのスタイルで
ピクニックをするのだ。

「東京ピクニック・クラブ」というサイトでは今時の“ピクニック”を15条の約束で定義している。

◆東京ピクニック・クラブ◆



*1. ピクニックは社交場である、形式張らない
    出会いの場と心得るべし。

*2. 屋外の気候を活かすべきである。蒸し暑い
    日には涼風のナイトピクニック、 寒い日に
    は陽だまりのランチピクニック、適した時間
    と場所を見つけて楽しむべし。

*3. 思い立ったが吉日。

*4. ピクニックに統一性を求めてはならない。
    思い思いに場を共有する緩い集まりである
    べきである。

*5. ピクニックにホストはいない。すべての人が
    平等な持ち寄り食事が原則である。

*6. ピクニックで労働を課してはならない。キャ
    ンプのような勤勉さとも無縁である。

*7. 料理は手軽さを旨とすべし。ただし安易で
    あってはならない。

*8. 煮炊きをしてはならない。しかしお茶の湯
    だけは例外である。

  *9. 道具にはこだわりを持つべし。ピクニックは生活様式の表出である。

*10. ラグに上がりこむのではなく、ラグを囲んですわるべし。

*11. ピクニックに事件は付き物である。悪天候、いけに落ちる、食べ物が鶏にさらわれる
     などのハプニングに逢っても泣いてはいけない。

*12. ピクニックは三々五々集散すればよい。途中で帰る人を引き止めてはいけない。

*13. ごみを残して帰ってはいけない。

*14. 野営はピクニックに含まれない。ケンカしても恋に落ちてもとりあえず帰路につくべし。

*15. 雨降りは新たな幸いと捉えるべし。楽しみの形はひとつではない。

 私なりに解釈すると、それなりのマナーは必要だが時間や規則にとらわれなく楽しめる小イベントというところだろうか?ワインとワイングラスを持って出発、行掛けにこだわりのパン屋さんでサンドイッチを買い近所の公園へピクニック。これなら子連れでも、カップルでも、ひとりでも楽しめそうだ。
なんとも優雅でステキな、主婦にも嬉しい話ではないか。

今年の秋はぜひ、ピクニックデビューしてみてはどうだろうか。