11月は霜月(しもつき)と呼ばれており、文字通り霜が降る月の意味ですが、最近地球温暖化とかなんとかで、霜などすっかり見なくなりましたね。
ちょっと寂しい話です。
さて、11月といえば意外とイベントの多い月でして。(って思いません?)
小さなお子様のいるご家庭では七五三があったり、お年寄りのいるご家庭では勤労感謝の日があったり、そしてワイン好きの人には嬉しいボジョレーの解禁日があったりします。
年末程忙しくない今月は意外と酒量も増えてしまうもの。みなさん疲れを残して風邪などひかぬようがんばりましょうね!
酉の市って知ってます?
酉の市(とりのいち)は、例年11月の酉の日に行われる、各地の鷲神社(おおとりじんじゃ)の祭礼。古くは酉の祭(とりのまち)と呼ばれ、大酉祭、お酉様とも呼ばれる。酉の市で縁起物を買う風習は、関東地方特有の年中行事。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、こう説明されています。
今回調べてて一番ビックリした箇所が最後に記されてるんですが、お気づきですか?「酉の市」って関東地方特有の行事だったんですねぇ〜。私は生まれも育ちも関東なので、いつの間にか知っていた酉の市ですが、関東以外の人には馴染みのない行事なのかもしれませんね。
実際「酉の市」が行われる神社は関東に多く、関東以外では浜松と素盞男神社(愛知県名古屋市中村区)名古屋市大須 稲園山長福寺(七寺)のみだそうで、本当に関東が中心なんだってことが判ります。
酉の市の起源は2通り?
酉の市の由来は、神道と仏教の双方から、それぞれ異なる説があります。
神道では、大酉祭の日に立った市を、酉の市の起源とするのに対し、仏教(浅草酉の寺・長国寺の解説)では、鷲妙見大菩薩みょうけんだいぼさつの開帳日に立った市を酉の市の起源としています。単純に“神社だから神道の説でいいのでは?”という疑問が湧くところではありますが、これはまだ明治初年に発令された神仏分離令のでるず〜〜〜っと昔の話。今の感覚で計ってはいけないんですね。
さてサラッと書きましたが、もうちょっと突っ込んだ説明をすると、神道の起源にある“大酉祭の日に立った市”とは何ぞや?って話になりますよね。酉の市が行われる神社では日本武尊(やまとたける)を祀っており、その昔日本武尊が東征の際、鷲宮神社で戦勝を祈願したとされるところから、この神社を中心に「酉の日精進」の信仰が広まり、12月の初酉の日には大酉祭が行われるようになりました。ということで、これが現在の酉の市となる訳です。
一方、仏教の“鷲妙見大菩薩の開帳日”ですが、1265年(文永2年)11月の酉の日に、日蓮宗の宗祖・日蓮上人が、国家平穏を祈ったところ、金星が明るく輝きだし鷲妙見大菩薩が現れ出たので、その後、酉の日が鷲妙見大菩薩の開帳日になったそう。
どちらにしても、ご利益をいただく為に人々が集う祭事であるだけに、その由来はどちらをとっても縁起のよい説である事は間違いないです。
なぜ熊手なの?
熊手は、鷲が獲物をわしづかみすることになぞらえ、その爪を模したともいわれており、福徳をかき集める、鷲づかむという意味が込められているそうです。福をかき集めるとは、なんだか欲張りな感じがしますが、これも人情ってもんでしょうか。酉の市で盛大に売られている熊手は、おかめや招福の縁起物を飾ったもので「縁起熊手」といい、小さな竹熊手に稲穂や札をつけた「熊手守り」といわれるものは、寺社で授与されています。
「縁起熊手」は威勢の良い熊手商さんと駆け引きをしながら買うのが粋とされています。「買った」「まけた」と言いながら買い、値引いてもらった分をご祝儀として置いてくる。そんな粋なやり取りがなんとも言えずかっこいいですよね。
熊手というと商売をしている人だけののものと思いがちですが運や福というのは商売人だけのものじゃありませんよね。今年は小さめのもの買ってみてはいかがでしょう。
今年の酉の市
今年の酉の市は11月11日(日)と11月23日(祝・金)
の2日間です。毎年酉の日に行われているので平日になる事が多いのですが、今年はどちらもお休みの日なので行きやすいと思います。
一度も行かれた事のないない方は、この機会に行ってみてはいかがですか?