2006年03月31日
電車の吊り革の持ち手に○と△があるのはなぜ?
持ち手が丸いものや三角形のものがあるが、なぜ?
「もともと吊り革の形はすべて丸でしたが、93年から三角を導入。現在もまだ移行途中なので、車両によっては2種類の形が共存しているのです」と言うのは、JR東日本広報部。新しい車両が導入された際や既存車両の吊り革が老朽化した場合に、三角の吊り革に切り替えているのだ。
「同時に、吊り革の持ち手の向きも変えています。丸形は電車の進行方向に対して水平方向でしたが、三角形は進行方向に対して垂直方向に吊るしています。垂直方向は座席の前に立った姿勢から無理なく握れる向きなのです」(同広報部)
東京メトロでも同様に営団時代の70年代から三角を導入しているが、逆に三角をやめて丸に替えているのが西武鉄道。
「時期は不明ですが、かなり以前に切り替えて、現在では全車両が丸形の吊り革です。昔の素材では三角の頂点部分の強度に問題があったからですが、現在他社が使用しているものは素材上の問題はないようです」(西武鉄道広報部)
ちなみに、最近は吊り革を設置する高さも変わってきている。西武鉄道では、乗客の意見を受けて優先席付近の吊り革を低い位置に設置。ある車両メーカー関係者も、「ユニバーサルデザインの一環として吊り革を高低交互に設置するなど、いまも新しいデザインを研究しています」とのこと。あまり低いと乗客の顔面にぶつかりかねないし、吊り革の高さを決めるのもなかなか難しい問題のようだ。
- by 野村
- at 07:12