2005年06月23日

日常生活の賠償事故の対処

日常生活の中には、様々なアクシデントが潜んでいます。中には日常生活で、
思いがけない事故によって他人に迷惑をかけてしまうケースがよくあるんです。

例えば 

 ○水をだしっぱなしにしているのを忘れて、下の部屋の壁や床を汚してしまったり、
 ○自転車に乗っている時に歩行者に衝突してしまった。
 ○買い物中にお店の高価な商品をこわしてしまった。
 ○子供が誤って、近所の子供にケガをさせた。
 ○買い物中に、子供が誤って商品を壊してしまった。

と自分は気を付けていても子供や家族が事故を起こしてしまうことも・・・

つまり、第三者に対して損害を与えたり、ケガをさせてしまった場合、法律上の賠償責任が生じるため、相手に損害賠償金などを支払う義務があるので す。これが自動車事故で、物を壊したり、人を傷つけた場合であれば、自動車保険で相手への賠償金を支払うことも出来ますが、自動車以外の日常生活における 事故の場合は自動車保険は使えません・・・。

じゃあ日常生活での事故で加害者になってしまったらどうすればいいのでしょうか?
万一、過誤が発生したとしても、適切な対処をとることにより損害を最小限にとどめ、また場合によっては損害自体を食い止めることができます。

 以下に事故発生時の対応方針を挙げますので、万一の場合に備えご留意下さい。
 ①事故を認識した場合、専門家(弁護士・保険会社)にただちに連絡・相談する
 ②専門家の指示に従い、速やかに適切な措置を講じ実行する。
 ③機を逸すること無く、被害者への連絡。謝罪を行い、対応について打合せを行う。

事故発生時の対応におけるポイントは
 ①行動のタイミングは最重要。遅滞・拙速が生じないようにする 

☆もしけが人がいたら・・・・

 まず最初に「ケガ人を救済すること」が最優先です。まず救急車を手配してケガの早期治療をしていただくことが何よりも大切です。もしケガ人に「救急車を呼ぶほどのケガじゃないですよ」と言われても、病院でケガの治療を行っていただくように勧めてください。
☆もし他人の物に損害を与えてしまったら・・・・
 損害状況をあとで 確認できるよう、もしカメラがあれば念のため写真を撮っておきましょう。

②誠意を持って対応に当たる一方、安易な条件提示・示談は行わない。

★自分に非があると思ったら、誠意をもって謝ってください。
 アメリカでは、たとえ自分が悪いと思っても絶対に謝ってはいけないと弁護士などにアドバイスされるということもあるようです。しかし、ここは日本です。 自分が悪いと思ったら、きちんと謝ってください。「現場で謝っては損である。」という考え方が出てくるのは、後で損害賠償の問題になった場合に不利になる のではないかという不安が背景にあるのだろうと思われます。
 
ただし、事故の現場で「全て私がお支払いしますから」など、あたかも法律的責任についても全面的に負うかのような発言は避けましょう。 また、そのような念書を書かされそうになったら、それは断った方が無難です。
 事故当時は、混乱して冷静な判断が出来ないのが通常ですから、仮にそのような発言をしたとしても、後で過失相殺等を主張できないということはありませんし、たとえそのような念書を書かされたとしても無効の主張もできるでしょうが、混乱のもとになるのは間違いありません。
 被害者の方によっては、そのような発言を盾に不当な請求をしてくる人もいますから、注意は必要です。

③自己の判断のみで行動しない。第三者から適切な指示・助言を得る。
 ★事故後は、私たち保険代理店や弁護士に相談してください。
保険での対応ができない場合でも私たちにはアドバイスはできます。場合によっては相手の要求が不当であると感じたら弁護士を紹介することもできます。

飯島 健夫